「売上をもっと上げたいんです。どうしたらいいでしょう?」
私はこれまで1000社以上の社長にコンサルをしてきたが、最初の相談はほとんどこの言葉ですね
だが断言します!
多くの経営者が「売上を上げたい」と言いながら、実は戦略やマーケティングの話をする前に、経営者自身の次元が変わらなければ、何をやっても大して伸びないでしょう
「次元上昇」というと怪しい響きに聞こえるかもしれない。だが実際にはこれは非常に現実的な話です。
年商1000万の経営者が考えることと、年商1億の経営者が考えることは、全く次元が違うでしょう。
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これは精神論ではありません。
例えば、こんな会話がありました。ある時、年商1億を突破したばかりの社長と食事をしました。
私は「今一番悩んでいることは?」と聞き、その社長はこう答えました。「いかに自分が現場に入らずに回る組織にするか。そのための右腕育成が急務だと痛感してます。」
一方、年商1000万程度の経営者に同じ質問をすると、「どうやって安い広告費で新規客を取るか?」「スタッフがすぐ辞めるから困ってます。」こんな答えが返って来ました。
つまり視点が違う。同じ社長でも、次元が違えば、注目する問題、使う言葉、投資するポイントが全く変わります。
だから私は声を大にして言います!売上を上げたいなら、まず「あなたの次元を上げてください」と。
次元を上げるとは、思考のレベルを上げ、経営者としての決断の質を変え、周囲の環境や人脈を意図的に書き換えることです。
なぜ「次元」を上げるだけで売上が伸びるのか?よく、私のクライアントからこう言われます、「仕組み化とか、広告とか、自動化ツールとか…全部やったんですけど、売上が伸びないんです」
はっきり申し上げます。その最大の原因は、やっている本人の次元が変わっていないからだ。
例えば、会社の売上は右肩上がりなのに、社長の頭の中はずっと「次の1件、どう取ろう?」というスモールビジネス思考のまま。
だから、経営判断がいつまで経っても小粒で、大きな投資もできず、人も信用して任せられない。結果、あるラインを越えたところで必ず失速する。
逆に、年商3億、5億、10億と伸ばす社長は違います。最初から未来の組織規模を見据えて意思決定をする。
「今ここで1000万浮かせるよりも、来年1億を生む仕組みに投資する」こういう判断を平気でできます。
つまり売上が上がるから次元が上がるのではなく、社長の次元が先に上がるから、売上が追いかけて伸びるのです!あなたの「次元」を決めるもの
では、経営者の次元を決めるのは何か?それは、シンプルに言えば
- 何を基準に物事を判断しているか(視座)
- どんな人と普段話しているか(環境)
- どこにお金と時間を投資しているか(資源配分)
この3つです。
例えば、
✅ 日々数字(PL・BS)を細かく追っているか?
✅ 未来の利益率から逆算して意思決定しているか?
✅ 常に自分より上のレベルの経営者と接触しているか?
✅ 時間を奪う低付加価値作業を手放しているか?
ここにYESが多いなら、自然と次元は上がっていく。
逆に、数字が曖昧、売上至上主義で粗利を軽視、経費にケチ、そして周りは同じような年商の仲間ばかり…。
これでは永遠に次元は変わらない。
私自身の次元が上がった瞬間
ここで少し、私の話をしよう。
私は20代の頃、自営業で月商300万〜400万、年商にして3000万くらいをウロウロしていた。
「もっと広告回して集客すれば伸びる」と思い込み、SNSを死ぬほど更新し、朝から晩まで働いた。
でも、あるとき気づいた。
- 頑張っても利益が残らない。
- 自分は現場に入り続けないと回らない。
- ちょっと体調崩したら売上も止まる。
このとき、初めて怖くなった。
「このままだと、いつまで経っても楽にならないどころか、倒れたら一発アウトだ」と。
そこから必死で
- 利益率を徹底的に分析
- 自分の時間単価を計算
- 自分にしかできない仕事以外を全部外注化
これをやった。
気づいたら、売上はそれほど変わらないのに手残りの利益が2倍になった。
ここで初めて「次元が変わった」と実感した。
次元を上げる具体的3ステップ
ここまで読んで「自分はまだまだだ」と思ったならチャンスだ。
次元を変えるための3つの具体的ステップを渡す。
① 意識の壁を壊す「環境投資」をする
一番簡単なのは環境を変えること。
自分より高い次元で話をしている経営者たちの輪に飛び込め。
年会費100万円の経営塾でもいい。海外視察でもいい。
その場にいるだけで、見える世界が全く変わる。
安いコンサルや無料の経営勉強会ばかり行っていても、いつまでも同じレベルのままだ。
② 「上の経営者」と会話する機会を作る
年商10億の社長と話したら、自分の悩みなんて笑われるレベルかもしれない。
でも、それでいい。
恥をかいて、自分の視座の低さに気づくことが、最大の成長だ。
③ 利益率とキャッシュフローに徹底的に執着する
小手先の売上アップより、利益率とキャッシュ。
利益率が高い会社は資金繰りで困らず、大胆なチャレンジができる。
だから次元が上がる。
逆に粗利が低い会社はいつも資金に追われ、守りに入る。
これではいつまで経っても現場レベルの発想から抜け出せない。
次元を上げると社員も顧客も勝手に変わる
最後に一つ伝えたいのは、
経営者の次元が上がると、周りの人間も自然と変わるということ。
社員も、自分より高い次元を持つ人材が入ってくる。
顧客も、なぜか値段で文句を言わない層が増える。
紹介も増える。
これは科学的に証明できる話ではないが、500社以上の経営者を見てきて確信している。
まとめ:あなたはいつ次元を上げるのか?
このブログを読んでくれている時点で、あなたは次元上昇の入り口にいる。
でも、読むだけでは何も変わらない。
「いつか余裕ができたら環境に投資しよう」と思っていたら、一生その日は来ない。
まずは何を捨てるか決めてほしい。
自分の時間を奪う仕事か。
低単価の客か。
それとも、社長のあなた自身が抱え込んでいる小さなプライドか。
最後に
この記事を読んで少しでも「もっと上を目指したい」と感じたなら、
私のLINEに登録して『経営者の次元上昇シート』を受け取ってほしい。
あなたが次に踏むべき具体的な一歩を、その場で可視化できる。

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